訓練は大事だが……

テレビのニュースで、動物園で動物が逃げ出したときの捕獲訓練の模様を伝えていた。逃げた虎(の着ぐるみを着た人間)は、あらゆる人を襲って(るふりをして)いく。何か、職員は訓練を楽しんでいるようだった。訓練だぞ、大丈夫なのか?
虎に襲われた(とされる)人は動けない。もちろん血なんて一滴も出ないので、大丈夫な人と負傷者を分ける必要がある。そこで、体に「負傷者」と書かれた紙を体に貼るのだが、ある職員はいきなりポケットからケチャップを出し、それを手に出すと、首に塗りたくった。中途半端なリアリティに笑ってしまった。いや、訓練だから笑う場面でもないのだが。画面の奥の動物園職員も笑っているんだし。
最終的に虎(の着ぐるみを着た人間)は麻酔銃か何かで撃たれ、倒れ(るフリをし)た。