『中学生日記』「恐怖の成績表」

主人公の少年はテストでひどく悪い点をとってしまった。テスト後に渡された成績表には惨憺たる数字が並ぶ。担任が言うには、この成績表に親にはんこを押してもらって提出しろとのこと。しかし、少年の親は「成績悪いなら野球をやめろ」と言う。野球は大好きだ。やめたくない。だから親に成績表を見せられない。しかし提出しなければならない。二つのことの板ばさみの状態から、どう脱すれば……。
話の作者はモロ師岡だったか。モロ師岡演ずる御器所先生は最後のほうでちらっと出ていたようだが、こんなところで活躍しているとは。また、少年の母親役は麻木久仁子だった。日記生をのぞいて、教師役以外の役は特に名の売れていない俳優が演ずることが多いので、珍しい。