『中学生日記』「ボクたちの生態系」

生物学的な生態系、エコシステムは直接関係ない。別に、植物が動物に食べられて動物の死骸が微生物により分解され……とかいう話は出てこない。ここでの「生態系」は比喩的で、要するにつながりあう人間の「系」を指しているのだろう。今回は、「つながり」をめぐる話。「特別な理由はない」というのは端的かつ的確に感じられた。
今回は良作だった。前回の直截的なケータイ小説の話に比べれば、演出はそれなりに凝っているし、何かいつもにまして気合いの入った回だなあと思った。後でノベライズなりコミカライズなりされそうな話なので、ちょっと期待をばしておこう。話題性から言えば、一部で「リアル」というキーワードで話題になっている、「ケータイ小説白書」もノベライズなどの対象となりうるかも。それならば……と、ノベライズの可能性を探る、あるいは期待するのは止まらない。つながっていく。生態系。むりやりまとめてみる。